胸腔鏡下に診断し得た多発心嚢憩室の1例
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概要
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症例は24歳女性.健診の胸部X線写真にて異常陰影を指摘され,当院を受診した.胸部CT検査では心臓に接する大小二つの腫瘤を認めた.MRI検査ではいずれの腫瘤もT1強調画像で低信号,T2強調画像で高信号であった.以上から縦隔嚢胞性疾患の診断にて胸腔鏡手術を行った.背側の嚢胞は圧迫にて容易に虚脱したため,心嚢憩室と術中に診断した.一方,腹側の嚢胞は圧迫では虚脱が確認できなかったため,内腔より心嚢との瘻孔を確認することで心嚢憩室との術中診断を得た.切除した腹側病変に対する病理組織学的検査でも心嚢憩室との診断であった.
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