ESD後49日目に遅発性穿孔を来たした早期胃癌の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は64歳，男性．胃潰瘍治療後の経過観察中，胃体下部前壁に早期胃癌を指摘されESDを施行した．粘膜下層には線維化が認められたが，筋層に切り込むことなく切除し得た．ESD後にproton pump inhibitor（PPI）を3週間処方し症状なく経過していたが，PPI中断後28日目（ESD後49日目）に消化管穿孔を起こし緊急手術となった．病理組織標本では修復機転の所見があるにもかかわらず，ESD潰瘍は筋層にまで及び穿孔を来していた．潰瘍治癒の遷延化の原因として線維化を伴う病変であったことやPPIの中断およびPPIの効果が不十分であった可能性が考えられた．
論文 | ランダム
- 2PA11 STN-LCDにおけるしきい値電圧の周波数特性とその温度依存性
- Expression of mRNA for Growth Factor Receptors in Porcine Cumulus-Oocyte Complexes during In Vitro Maturation
- 電気自動車の開発
- データベースとしてコンピュータの利用を(12局へ望むもの)
- Detection of Growth Factor mRNAs in Porcine Cumulus-Oocyte Complexes During Maturation In Vivo and In Vitro