ルイス酸-共触媒系加硫の早期加硫防止法に関する研究
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概要
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イオン加硫は一般にスコーチ性が大である. この防止法として有機アミン類のスコーチ防止効果を見るためアミン系老化防止剤フエニル-α-ナフチルアミン (老防PA), N,N′-ジフエニル-p-フエニレンジアミン (老防DP), N,N′-ジ-β-ナフチル-p-フエニレンジアミン (老防 White) につき研究した. これらの老化防止剤の中では老防DPのスコーチ防止性が比較的大であったが, 一般にアミン類は加硫速度を減じ, 加硫ゴムの物理的性質を低下させた.またルイス酸の代りにトリベンジル錫クロライドを用いて加硫を行った. トリベンジル錫クロライドのごとき有機金属ハロゲン化物はゴムへの混合溶解性が有効でありスコーチ性も少いが, 加硫ゴムの物理的性質は良好ではなかった.
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