ゴム分子の剛さと物性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ゴムの分子は立体障害, 炭素-炭素結合のまわりの制限回転, 分子間の作用などで分子が剛くなっている. その剛さの相対的な大きさはガラス化温度, 立体模型や凝集エネルギー密度などから推定されているが, それを推定するための定量化された方法がないと考えられる. そこで, 分子の剛さの定量化の一方法として, ゴム状ポリマーの応力•複屈折測定による方法を検討した. 分子が剛ければ, 自然状態で橋かけ点間距離が大きくなり, 極限伸びが小さくなるはずである. このようなゴムの主鎖の物性に及ぼす影響を調べるために, 応力•複屈折法による分子の剛さの定量法を検討した. 得られた結果は他の方法で推定されている結果とほぼ一致した.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
関連論文
- ニトリルゴムの耐熱性と配合設計
- フェノール系劣化防止剤の一評価法
- アミン系ゴム用劣化防止剤の諸反応
- ゴムの極限伸張比と分子の剛さとの関係
- ゴム分子の剛さと物性について
- ゴムの応力複屈折について
- 純ゴム加硫物の破断スペクトルの数式表示
- 各種ゴムの最大伸張比について
- ゴムの熱空気劣化におよぼすアミンの作用 : ゴム用劣化防止剤に関する研究 (第8報)
- フォームラバーのゲル化促進効果
- ゴムの極限伸張比と橋かけ点間分子量の関係