貯蔵中に増加する清酒の色およびその測定
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概要
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(1)新鮮な清酒と貯蔵によって着色した清酒の可視部の(360〜500mμ)の吸収スペクトルは,酒の種類や着色度にかかわらず相互に同じ形を与え,またロビボンドチントメーターによる測定値から,肉眼的にも同質の色であるとして差つかえないと認めた. (2)上記波長領域の任意の1波長で測定される吸光度は,色の濃さと正比例するので,この値で貯蔵による清酒の着色度を表示して差つかえないと認めた. (3)吸光度の測定で,実用上便利な430mμ付近の波長を用いる場合には,測定精度の点で50mm程度の厚手液槽を用いることが望ましい. (4)厚手液槽を用いる際の試料の濁りの影響は,あまり大きくなく,また補正も可能である.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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