生体試料中におけるポリビニルアルコールの定量法
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概要
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本研究は家畜の消化吸収研究のための指標物質としてのポリビニルアルコールの定量法設定を目的として行なわれた. 部分ケン化ポリビニルアルコールがホウ酸の存在下でヨウ素と反応して690mμに吸光極大を持つ緑褐色合体を生成することを基礎にして,生体試料中における部分ケン化ポリビニルアルコールの定量法について検討した.最終供試溶液50ml中本重合体0〜1.0mgの濃度範囲でその定量が可能であった.同条件下で青色複合体を生成する共存澱粉は,予めαアミラーゼによる酵素分解により,その妨害を消去できた.各種飼料,豚とラットの消化管内容物,排泄物および血液について本重合体の添加回収試験を行ない,大よそ100%の回収が可能であることを確かめ得た.
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