Vapor Heat Treatment (VHT) がCarabaoマンゴー果実の果皮色, 呼吸, 有機酸, 糖およびデンプン含量に及ぼす影響
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概要
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収穫後, Carabaoマンゴー果実は比重により分別した.1%食塩水に沈む果実(S)を完全に熟した果実とした.水に沈み, 1%食塩水に浮く果実(Sw)と水に浮く果実(Fw)は相対的に未熟な果実として類別した.収穫当日中にすべての果実に温湯処理(HWT, 52-55℃, 10分間)を施した.そのうちの半量に果肉中心温度が46℃に到達してから10分間の蒸熱処理(VHT)を施したものをVHT区とし, 残り半量を無処理区とした.無処理, VHT処理の果実とも25℃下で貯蔵した.1. 果皮色は無処理区においてSおよびFw果実が貯蔵4日でPCI4になったが, Sw果実においてはより早く貯蔵3日でPCI5になった.果皮色の変化にVHTは影響を及ぼさなかった.内部崩壊症(Internal Breakdown), 炭そ病および軸腐病(Stem End Rot)はすべての処理において観察されなかった.2. デンプン含量は貯蔵中, すべての果実において減少した.VHT果実のデンプン含量は処理後1日目で無処理区果実と比べて少なかった.3. 果実の糖組成はスクロースが最も多く, 貯蔵中に増加した.VHT区果実の全糖およびスクロース含量は無処理区果実よりも多かった.4. 有機酸においてはクエン酸が最も多く, 貯蔵中に減少した.貯蔵1日までのSおよびSw果実のクエン酸の減少はVHTによって影響された.貯蔵4日におけるVHT区のFw果実のクエン酸含量はVHT無処理区のそれより多かった.5. 果実の二酸化炭素排出量はVHTによって影響されなかった.
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