りんご園土壤侵蝕防止に関する研究 (第3報) : 傾斜地りんご園の土壤侵蝕調査 その2
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概要
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1951年4月より1952年8月にわたり青森県南津軽郡六郷村長坂山に於て傾斜地りんご園の土壤侵蝕調査を行つた。調査地の総面積は約88町歩, 中りんご園は約75町歩に及び開墾, 栽植は1909〜1913年の間に行われた。土壤型は Ando Soil 及び Brown Podzolic Soil に大別され, 傾斜の約89%は8〜25度であり, 最長傾斜長は500mに達する。調査結果を要約すれば次の通りである。1. 長坂山全面積の61%は表土の75%以上心土の一部を, 12%は心土の25〜75%を失い, 更にりんご園全面積の約72%が表土の75%以上心土の一部及び心土の大部を失つておつた。2. 土壤侵蝕によつてりんご園土壤の腐植, 全窒素, 置換性石灰含量及び非毛管孔隙量, 土壤団粒化率は減少し, その結果りんご園の生産力は非常に減退した。
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