柿果のヴィタミンCに關する研究
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概要
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1. 柿果の品種約 20 に就いてヴィタミン C をインドフエノール法により測定した。材料は凡て京都帝大農學部附農場のもので, 1940年度の測定結果である。2. 柿果は未熟期にヴイタミン C の含量多く, 完熟と共にやゝ減少し, 過熟すれば可なり減少するものである。3. 總ヴィタミン C より見て最も多い品種は次郎で果肉1瓦當り 81.2mg% である。御所, 横野が是に次いでゐる。最も少ないのは作州身不知の 30.5mg% であり, 八峰, 三國一が次に少い。傾向として pollination constant のものに多く, pollination variant のものに少い。4. 品種によつて還元型 C と酸化型 C との割合が異るものであつて, pollination constantのものでは還元型が多く, pollination variant のものでは酸化型が多い。5. 人工脱澁によつてヴイタミン C は減少するが, 影響は殆んど無い。酒精脱澁と炭酸瓦斯脱澁との間に差が認められぬ。脱澁容器封入の時間が問題になるので長く置いたもの程減少が大である。6. 果實の部位により C 含量が異なり, 果心には還元型は全く見られず且つ最も少い。果肉の C 含量は果心より多く, 果皮は最も多い。果肉も頂部と基部とでは異る。作州身不知では基部の方が多く, 富有では頂部に多かつた。
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