生長物質の落果防止に對する效果 (豫報)
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概要
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1. ナフタリン醋酸, 及びその加里鹽, 並びにメチルインドール醋酸の0.05%及び0.005%液の柱頭撒布に依る富有柿の單爲結實を驗し, 最も高い單爲結實率はナフタリン醋酸0.05%液に依る84%, 最も低い單爲結實率はナフタリン醋酸の加里鹽0.005%液に依る3%であつた。2. 横野柿の早期落果に及ぼすナフクリン醋酸1 及びその加里鹽, 並びにメチルインドール醋酸の0.05%及び0.005%液の柱頭撒布に依る影響は, ナフタリン醋酸の0.05%及び0.005%, その加里鹽の0.05%. メチルインドール醋酸の0.05%液撒布は早期落果を多少少からしめたが, ナフタリン醋酸の加里鹽の0.005%, メチルインドール醋酸0.005%液撒布は落果を少からしめる效果を全く認められなかつた。3. 横野柿の早期落果減少に對して生長物質柱頭撒布の效果が著しくないのは, 横野は自動的單爲結實性が強い爲めであると思はれる。4. 富有柿の早期落果減少を目的とする生長物質柱頭撒布は, 生長物質が安價にならなければ實際に用ひられない。5. 横野柿及び支那梨の後期落果に及ぼすナフタリン醋酸の0.01%及び0.005%液の蒂部又は果梗附着部撒布の影響は區々であつて, 横野柿に於ては0.01%液撒布は效果が殆どなかつたが, 0.005%液撒布は落果を約1/2に減少せしめ, 慈梨では8月28日撒布は0.01%, 0.005%共に落果を少くし, 横野柿に於けると反對に0.01%の方が效果大であつたが, 9月17日に0.005%液を撒布したものには效果が見られず, 鴨梨に對して約0.01%液で效果がなかつた。
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