Malignant hidroacanthoma simplexの1例
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概要
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71歳, 男性。幼小時より存在する扁平腫瘤の一部が, 初診の4ヵ月前から隆起して直径10mmの結節を形成した。病理組織学的に扁平腫瘤の部分はhidroacanthoma simplexの組織像を呈し, 結節部分はeccrine porocarcinomaの所見を示し, 両者が隣接していた。以上より, 長期にわたり存在したhidroacanthoma simplexの一部が悪性化し浸潤破壊性となったと考え, Malignant hidroacanthoma simplexと診断した。扁平腫瘤の辺縁より20mm離して筋膜を含めて切除し, 鼠径リンパ節, 外腸骨リンパ節廓清術を施行した。鼠径リンパ節, 外腸骨リンパ節に転移を認めた。癌抑制遺伝子であるP53蛋白の免疫組織化学染色でeccrine porocarcinomaの部分は陽性を示したが, hidroacanthoma simplexの部分は陰性であった。
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