核酸増幅検査により発症を予測しIFN治療が著効した輸血後C型急性肝炎の1例
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概要
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症例は32歳男性.熱傷に対し新鮮凍結血漿の輸血を行われた.後日,日赤での500検体ミニプールにおける核酸増幅検査(nucleic acid amplification test;NAT)を契機に輸血された血漿中からHCV RNAが検出された.その後患者は急性肝炎を発症したが,IFN治療が著効した,本症例は,輸血実施後に施行されたNATによりHCVRNA陽性の血漿であったことが明らかになり,発症を予測し得た輸血後C型肝炎の最初の報告例である.
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