急性消化管アニサキス症におけるIgE型およびIgG型アニサキス抗体とその対応抗原の分析
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概要
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急性消化管アニサキス症患者の血中IgE, IgG型アニサキス抗体について, Immunoblotting 法を用いて対応抗原の分析を行つた. (1) IgE型抗体反応は, 虫体ホモジネートの分子量76, 64, 60kDaの3抗原に対し, IgG型抗体反応は, 91, 76, 64, 60kDaの4抗原に対する抗体の出現頻度が高かつた. この抗体反応様式は胃と腸アニサキス症で同様の可能性が推測された. (2) 豚回虫抗原を用いた分析では, アニサキス虫体の76, 64, 60kDa蛋白とは共通抗原性がなく, アニサキス特異抗原である可能性が考えられた. (3) 上記特異抗原中の76, 60kDa蛋白は, E•S蛋白中に含まれていたが, アニサキスヘモグロビンは患者血中, IgE, IgG型抗体反応の対応抗原ではないことが明らかとなつた.
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