アルギン酸ビーズ乾燥法を用いたキウイフルーツ実生の茎端の超低温保存
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概要
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アルギン酸ビーズ乾燥法を用いて, キウイフルーツ実生の茎端が凍結保存できるかを検討した. その結果, 液体窒素浸漬後高い生存率を得るためには, ビーズにコートする前に前処理として, 5℃でのハードニング, 高濃度のショ糖による前培養が不可欠であった. 最も高いシュート再生率 (約85%) が得られたのは, 以下の方法であった. ハードニング, 前培養した約2mmの茎端を0.5Mショ糖を含むアルギン酸カルシウムでコートし, 茎端を1つ含む直径約5mmのビーズを作成する. そのビーズを1Mショ糖を含む培地で5℃・約16時間処理後, 含水率が約29%になるまで乾燥し, 液体窒素に浸漬する. 再生は急速融解後, ビーズのまま培養する. この方法は, キウイフルーツの遺伝資源をインビトロで超低温保存する一方法になり得るものと考えられた.
- 日本植物細胞分子生物学会の論文
著者
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秋浜 友也
明治大 農
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秋濱 友也
明治大学農学部
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鈴木 光輝
明治大学農学部
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新野 孝男
農林水産省東北農業試験場
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新野 孝男
農林水産省東北農業試験場作物開発部遺伝資源利用研究室
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鈴木 光輝
明治大学農学部園芸育種学研究室
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