胆道上皮におけるCEA, CA19-9の免疫組織学的研究 : 経皮経肝胆道鏡直視下生検材料を用いて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
経皮経肝胆道鏡直視下生検で得られた胆道組織において, Nakane の酵素抗体間接法を用い, CEAおよびCA19-9の免疫組織染色を行つた. さらに, これらの局在様式と, 組織の異型性, 癌の組織型, 血中CEA値•血中CA19-9値とを対比し検討した. CEA, CA19-9は共に異型性が増加するに従つて, 細胞内での局在極性を失い間質内へ漏出する傾向を認めた. また, 癌の分化度によりCEA, CA19-9の局在様式は異なる傾向を認めた. 血中CEA値, 血中CA19-9値と局在様式の対比では, CEA, CA19-9の間質への漏出が, それぞれの血中値上昇の要因であると考えられた. これらの結果より, 直視下生検材料から術前に胆道上皮の異型性を客観的に診断できるものと思われた.
論文 | ランダム
- 18.小児におけるダブルバルーン内視鏡検査の経験(一般演題,第42回日本小児外科学会東海地方会)
- HP-200-4 新生児の開腹手術におけるドレーン留置の必要性に関する検討(周術期管理1,ハイブリッドポスター,第109回日本外科学会定期学術集会)
- SF-072-3 二光子レーザー顕微鏡とGFP transgenic mouseを用いたreal-time laser induced thrombosisモデルの確立(虚血再灌流・臓器保存,サージカルフォーラム,第109回日本外科学会定期学術集会)
- PD-3-4 潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘・回腸嚢肛門吻合術の術後QOL(術後QOLと長期成績からみた炎症性腸疾患に対する外科治療,パネルディスカッション,第109回日本外科学会定期学術集会)
- Crohn病の外科治療--腸管病変切除における機能的端々吻合法 (特集 炎症性腸疾患--最近の動向) -- (Crohn病)