胃及び十二指腸粘膜の自己消化防御機構と実験的潰瘍発生について
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概要
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胃•十二指腸粘膜の自己消化液に対する特有な防御機構をムコ多糖の立場から検討した. ムコ多糖は粘膜内腔を完全に被覆し, しかも胃と十二指腸ではその量および質を異にし, また粘液層の主成分をなし, あるいは粘膜固有層の間質および基底膜の基質として分泌細胞と血流の間にあり, また分泌細胞の内外に存在しペプシンなどの安定化因子を成している. 消化性潰瘍発生には胃液分泌過剰のほか, ストレス, 局所的虚血, 胆汁の胃内逆流等によるこれらムコ多糖構成の破壊が一因となつていると考えられる. また胃と十二指腸潰瘍の発生機序の差はこれらムコ多糖構成の胃液および胆汁に対する差異に原因が求められるものと考えられる.
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