ウバメ樫とヤシ殻チャーから得られた活性炭による嵩高い大分子の吸着特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ウバメ樫に対してZnCl2による化学賦活を,ヤシ殻チャーに対してKOHとCO2による化学–物理同時賦活を行い,得られた活性炭の比表面積や細孔構造,表面化学が嵩高い大分子であるタンニン酸やニトロベンゼンの吸着に及ぼす影響について評価・検討した.ZnCl2賦活により高い比表面積(1700 m2/g)かつ高いメソ孔容積(1.1 cm3/g)を有した活性炭が得られた.これに対して,化学–物理同時賦活では高い比表面積(1900 m2/g)かつ高いマイクロ孔容積(0.7 cm3/g)の活性炭が得られた.得られた活性炭と市販の活性炭を用いてタンニン酸の吸着量を評価したところ,メソポーラス炭において最大吸着量が市販の活性炭の4倍の値を示した.また,ニトロベンゼンの吸着量はメソ孔容積よりも比表面積に,タンニン酸の吸着量はメソ孔表面積とメソ孔容積に比例し,嵩高い大分子に対するメソ孔の有効性が示された.
論文 | ランダム
- サウジアラビアの民主化蠢動
- イラク攻撃論と湾岸国の対応 (特集 同盟と国際協力)
- アブドッラー和平案の行方 (特集 反テロ戦と中東)
- イスラムにおける聖戦の考え方 (イスラムと原理主義)
- 〓痒性皮膚疾患に対するDiphenylimidazol (DIT)軟膏の効果