IPBC あるいはDDAC を加圧注入した杭の被害経過と耐用年数
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概要
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奈良県明日香実験林において実施している野外杭試験のうち, 2種類の有機系木材防腐剤を加圧注入した杭の被害経過と耐用年数について報告する。今回供試した薬剤は, 防腐成分として, IPBC (3-ヨード-2-プロピニルブチルカルバメート) あるいはDDAC (ジデシルジメチルアンモニウムクロリド) を含有している。JIS K 1571-2004「木材保存剤の性能試験方法及び性能基準」4. 2. 3野外試験に準拠し, スギ辺材杭試験体に所定濃度に調整した薬剤を加圧注入し, 養生した後, 試験地に設置した。当試験地におけるスギ辺材無処理杭の耐用年数は2年程度であるのに対して, いずれの薬剤で処理された杭も, 防腐成分の吸収量が高いほど耐用年数は高くなり, 10年以上の耐用年数が得られた。また, 防腐成分の吸収量が同じであっても, 防蟻成分の種類や製剤化の工夫により, 耐用年数に差が見られた。
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