酵素の安定化に関する研究 (第2報) : グリセリン=ポリオキシエチレン=エーテルによる安定化について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Glycerol poly (oxyethylene) ether (GPEE) was found to effectively stabilize Candida cylindracea lipase in an aqueous solution (100U/ml) at 50°C. That is, this lipase became thermally stable in the presence of GPEE. Polyoxyethyleneglycol (PEG) and polypropyleneglycol (PPG) were also tested as stabilizing agents of this lipase in an aqueous solution and found to be effective.<BR>The relationship between the amount of additives in the lipase solution and their stabilizing extent was complicated. GPEE stabilized the lipase in proportion to its concentration and PEG brought about maximum stabilization at a concentration of 2.5mmol/20ml of solution. But stabilization became progressively less with increasing amount of PEG.<BR>Consequently, each additive is considered to have indivisual mechanism for imparting stability to a lipase solution.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
-
船田 正
日本油脂株式会社新規事業開発部
-
村上 幸子
日本油脂 (株) 油脂研究所
-
船田 正
日本油脂 (株) 油脂研究所
-
石田 〓朗
日本油脂 (株) 油脂研究所
-
石田 〓朗
日本油脂 (株) 尼崎工場油脂研究所
関連論文
- リパーゼによるエステル合成反応 EPA及びDHAのトリアシルグリセリンの合成
- バイオリアクターによる魚油の選択加水分解
- 水/油不均一系バイオリアクターの開発
- リポソームの膜物性に及ぼす各種アミノ酸の影響
- 6.酵素法による高度不飽和脂肪酸高濃度含有油脂の製造(リパーゼ, エステラーゼの新規機能, 反応性の開発およびその利用 : 平成6年度リパーゼ研究部会報告)
- DHAを高濃度に含有するトリアシルグリセリンの合成
- 遠心液-液クロマトグラフィーによるアシルグリセリンの分画 (第2報) リパーゼ加水分解魚油からのEPA と DHAの濃縮
- 遠心液 - 液クロマトグラフィーによるアシルグリセリンの分画
- 魚油からの食品素材の製造
- リパ-ゼによるエステル合成およびエステル交換反応に対する水分の影響
- 有用脂質を製造する不均一系バイオリアクター
- バイオテクノロジー分野における膜の利用
- 酵素の安定化に関する研究 (第2報) : グリセリン=ポリオキシエチレン=エーテルによる安定化について
- 酵素水溶液の安定化に関する研究 : 安定化剤としてのグリセリン=ポリオキシプロピレン=エーテルの効果
- リパーゼの利用とその可能性
- 不飽和度の異なる脂肪酸の界面化学的性質