飽和脂肪酸のメタノリシスにおける圧力効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
脂肪酸のメタノリシスにおける圧力効果が研究された。酪酸, ラウリン酸, ミリスチン酸のメタノリシスは圧力により単調に促進されたが, パルミチン酸メチルやステアリン酸メチルの収率は極大点を持った。より高圧ではパルミチン酸やステアリン酸の圧力効果に大きな違いがみられたが, 0.4MPaから200MPaの範囲の圧力効果はすべての脂肪酸で類似の傾向を示した。パルミチン酸とステアリン酸のメタノリシスにおける最大収率が得られる圧力は酸の濃度が薄くなるに従ってより高くなった。1200MPa, 70℃での飽和脂肪酸混合物のメタノリシスではラウリン酸メチルは66%の収率で得られたが, ステアリン酸メチルはわずか1%しか生成しなかった。
著者
関連論文
- Ni/Ca/炭素触媒上でのメタンの分解による水素の製造
- 炭素物質上でのメタンの熱分解による水素の製造
- 2,3-ジヒドロフランのイソシアナ-トへの付加環化反応によるβ-ラクタム類の合成
- 高圧下におけるイソシアナート類の二量化反応
- チオヒドロキシルアミン誘導体の安息香酸無水物および置換ベンズアルデヒドに対する反応性
- モノアシルグリセロールユニットを含むポリブチレンサクシネートの調製
- 有機セレン試剤を用いた合成反応の最近の展開
- 高圧を利用した複素環化合物の合成
- 飽和脂肪酸のメタノリシスにおける圧力効果
- 高圧下におけるスルホキシド糖の新規で効率的なグリコシル化反応
- チイラン類とイソチオシアン酸エステルとの反応