失文法の言語学的分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
失文法に関する従来の研究では, 失文法における言語障害の性質が十分に明らかにされておらず, 文法的要素を脱落させる傾向として促えるにとどまっていた.最近の大規模な失文法の国際的比較研究のプロジェクトによって, 日本語の失文法についての詳しい観察がもたらされたので, 本稿ではその主要な点について報告する.また, 最近失文法の一般的特徴についての仮説を模索する重要な試みがいくつかなされている.本稿では, そのうちKeanおよびGrozinskyの仮説を取り上げ, 上述のプロジェクトの結果と関連づけて, 批判的に論ずる.最後に, 語の概念に基づくMennの仮説が最も有望と考えられるので, これについて考察を加える.
論文 | ランダム
- ***解放と猥せつ罪のレーゾンテーダー (2)
- ***解放と猥褻罪のレーゾンデーター (1)
- 起訴合理主義考(二)
- ローザンヌに於ける第十一回(一九六六年)「国際法律家協会総会」の議題について(一)
- 賄賂罪の職務犯化的傾向について(中)