純生石灰の燒成温度と性質との關係に就て
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1 カールバウム製最純炭酸石灰を900-1600℃で100℃おきに2時間加熱して生石灰を調製し, 其一定量をデュワー壜内の水中に投入して最高温度に達するまでの時間と上昇温度とを測定した。又生石灰の微構造及之に1-6倍の水を交ぜたものの變化を顯微鏡で觀測し, 且生石灰のX線寫眞を比較した。2 水和の實驗では, 温度の上昇は燒成温度に關係なく, 最高温度に達する迄の時間も解離の不完全な900℃燒成物を除いては著しい差異を認めなかつた。此結果がK. W. Ray & F. C. Mathers氏 (Ind. Eng. Chem., 1928, 20, 415) 及其他の研究者の實驗結果と一致しなかつたのは是等の人々は石灰石を用ひたのに著者は純炭酸石灰を使用した爲であらう。3 鏡檢の結果も燒成温度の影響が顯著でなく, X線分析の結果は1000-1600℃の燒成範圍に亙り全く同一であつた。
論文 | ランダム
- 逆浸透法酢酸セルロ-ス膜における溶質および水の膜透過におよぼす自由水と結合水の性質
- 高度コンテンツ制作環境の実現に向けて (特集 我が国基礎・基盤研究の現状--NHK放送技術研究所)
- 超高感度撮像デバイスの研究動向 (超高感度撮像技術特集号)
- C32 刺激により分泌されるミノウスバの臭い成分(生理活性物質)
- サイクリック・プリフィックスの付加によるデータ伝送方式を用いたサブバンドアダプティブアレーの特性改善に関する理論解析