可塑性測定の一方法について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
(1) 本實驗は粘土の可塑性を外力による變形度とそれに對する抵抗性を同時に考慮して, この相乗積を可塑數として, これによつて各種粘土の可塑性の大小を比較した。(2) 實驗方法は練土で瓢型に成形した試驗體を作りこれに引張荷重を加えて, この際の破壞強度と變形度を測定し, 兩者の積で可塑數曲線を作り, これにより可塑性の大小を比較した。(3) 實驗の範圍内では次の結果を得た。(i) 可塑數により各種粘土の可塑性を比較出來る。これは感覺的な可塑性と相當程度一致する。(ii) 可塑性の大きい粘土は可塑水量が大きい。(iii) 微粉碎により可塑性を増加することが出來る(iv) 熟成により一般的に可塑性を大きくすることが出來る。(v) 可塑性物質と非可塑性物質を混合した時の可塑性の變化は混合比と直線的に變化しない場合がある。本實驗の概要は以上に述べたようなものであるが, 更に粒度分析水素イオン濃度, 粒子形等を總合して檢討することが出來れば一層滿足出來る結果が得られると思う。本研究は學術研究會議國内窯業原料特別委員會の援助を受けた。附記して感謝の意を表する。
論文 | ランダム
- Vascularization of the Hypothalamo-Hypophysical Complex in the Turtle, Pseudemys scripta
- 指紋,掌紋,足紋及び趾紋の遺伝に関する研究
- Studies on Protein Semisynthesis-1-Formation of Esters,Hydrazides,and Substituted Hydrazides of Peptides by the Reverse Reaction of Trypsin
- 含油廃水の高度処理(PPM,6,No.3,1975抄録)
- ブラシノステロイド : 化学, 生理作用及び農業への利用