出血性ショックに至った肺動静脈奇形の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は41歳女性.朝より呼吸困難,背部痛が出現したため近医受診.胸部造影CTにて左胸腔内出血,および左舌区末梢に径30mmの腫瘤を認めたため,肺動脈造影検査を施行したところ,A4,5を主体とするPulmonary Arteriovenous Malformation(以下PAVM)を認めた.カテーテルによる肺動脈塞栓術を試みたが,末梢の肺動脈に到達することが困難であり,時間経過とともに血胸が進行し,血圧低下とともにショック状態を来したため,当科へ緊急搬送され左舌区切除術を施行し救命し得た.PAVMの胸腔内破裂による血胸は報告が少ないが,血胸を来す鑑別診断のひとつとして念頭に置く必要がある.
論文 | ランダム
- 山古志村 復興と自立へ--日本地理学会「災害復興シンポジウム」特別講演記録 (特集 災害からの復興)
- (株)次世代情報放送システム研究所(アイビーラボ)の概要
- 木質ペレット燃料の生産事例
- 中国大学日本語専攻のシラバスと四,八級試験要領について
- 研究拠点 21世紀COEプログラム/「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」の成果と今後の展望