吸光光度法によるクロム煉瓦またはクロム鋼滓中の酸化クロムの定量
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概要
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筆者らが先に報告した,クロム煉瓦またはクロム鉱石中のFe<SUP>3+</SUP>,Al<SUP>3+</SUP>連続定量法において,Cr<SUP>3+</SUP>などをEDTAでマスクし,Fe<SUP>3+</SUP>,Al<SUP>3+</SUP>をオキシン化合物として沈殿口別する.ついで口液中にCr<SUP>3+</SUP>とともに移行したオキシンを四塩化炭素で抽出後,Cr<SUP>3+</SUP>-EDTA錯塩の発色を利用してCr<SUP>3+</SUP>の吸光光度定量を試みたところ,比較的精度のよい結果が得られた.これにより前報告と併用すればFe<SUP>3+</SUP>,Al<SUP>3+</SUP>,Cr<SUP>3+</SUP>の連続定量が可能となり,従来繁雑な分離法が必要であったFe<SUP>3+</SUP>,Al<SUP>3+</SUP>,Cr<SUP>3+</SUP>の相互の分離定量法を改良することができたので報告する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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