EDTAを用いるビスマスおよび鉛の電解定量 : EDTAを用いる電解分析の研究(第2〜3報)
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概要
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EDTA溶液よりのビスマスの析出電位を測定し, EDTAを用いるビスマスの電解定量を試みた.モル比でビスマスの2倍のEDTAと塩酸ヒドロキシルアミンまたは塩酸ヒドラジン1〜1.5gとを含む溶液のpHを3.5〜5.5とし,浴電圧1.2V, 60℃前後で電解すれば, 50〜100 mgのビスマスをかなりよい電着物として定量できる.またEDTAを用い,鉛を陰極析出物として電解定量する方法を検討して好結果を得た. EDTAをモル比で鉛の2倍以上と,上記消極剤1gを含む溶液のpHを6〜7とし,浴電圧2.5〜4V, 40℃以下で電解する.水,アセトン,エーテルで洗い,室温で送風乾燥後秤量する. 60〜120mgの鉛は美しい電着物として正確に定量できるが, 180 mgになると負誤差が生ずる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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