マグネシウム同位元素存在比の測定 : 質量分析計による同位元素存在比の測定(第1報)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ガス分析用のイオン源の一部を改造して,きわめて簡単な固体分析用のイオン源を試作した.このイオン源はイオン化室内にある押出電極を薄板にして,その表面に固体試料を付着させ背後につけた簡単な加熱用ヒーターで試料を加熱,蒸発させて電子衝撃によってイオン化するものである.<BR>この試作イオン源を日立製RMU-5型質量分析計に取付けて,マグネシウムの天然同位元素存在比を測定した結果,存在比(百分率)は<SUP>24</SUP>Mg,<SUP>25</SUP>Mg,<SUP>26</SUP>Mgについてそれぞれ78.16, 10.29, 11.54という文献値にほぼ近い値を得た.またその分析値の再現性は平均偏差の相対値で0.1〜1%でありかなり良好であった.
社団法人日本分析化学会の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク