廻転指示マクレオッド圧力計
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概要
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前に著者らは金属中のガスを分析するのに真空熔融法を用い,ガスの定量は,定容積内に捕集(水銀拡散ポンプより)されたガスの圧力をマクレオッド圧力計により測定する低圧定容法によった.マクレオッド圧力計を正確に読むことは視力の疲労をともなうが,著者らは測定の際に,mm目盛をつけた乳白ガラス(または半透明プラスチック板)をマクレオッド計の裏面に付けその裏から螢光燈で照明して比較的容易に水銀柱の高さを0.1mmまで正確に読むことができた.したがって毛細管に刻まれた10<SUP>-2</SUP>〜10<SUP>-5</SUP>の標線に水銀面を合わせ,側管部の水銀柱の高さが10〜100mmになるようにとれば,1〜10<SUP>-4</SUP>mmHgの圧力を有効数字3桁まで正確にとることができる.しかしこの標準型マクレオッド計は水銀を上下する操作が複雑であり,測定に1.5〜2.0分を要する.<BR>ガス分析ではとくに,操作の簡便なことと測定の迅速なことが要求されており,できれば圧力を計器上に指示されることが望ましい.著者らはAxelbank型回転マクレオッド計を用い,測定精度は標準型に比べ劣るが操作および装置が簡単で測定もかなり迅速に行われたので,さらにこれを指示型にすることを試みた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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