チルメタアクリレート中のB.P.O.の定量法(第2報) : 紫外線分光分析法
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概要
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第1報で報告せるポーラログラフ法では,ポーラログラフ法の通例として面倒であり,かつ精度,検知限度共に実際の場合には屡々不足な事が起るので,紫外線分析法を検討した所,一応所期の目的を達し得たので以下報告をする.<BR>B.P.O.メチルメタアクリレートモノマー,並にポリマーの紫外線吸収スペクトルを撮り,B.P.O.のみが276mμに最大の吸収を有しε=2.36×10<SUP>3</SUP>,モノマーはε=7.5,ポリマーは、ε=1.0である事を知り276mμを用いてポリマー中のB.P.O.の定量方法を確立した.<BR>またポリマーが熱処理をされている時には,上記の方法による測定値は,処理前のB.P.O.の量と見るべきである事を述べ,最後にB.P.O.の代りに他の過酸化物の場合,他のポリマーの場合,上記のような方法が適用出来る可能性について言及した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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