抽出法を用いる精製チタン白中の微量鉄の吸光度定量
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概要
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精製チタン白中の微量鉄をチオシアン酸錯体として,T.B.P.-ベンゼン(容積比1:3)の混合溶媒で抽出比色する定量法を研究した.この溶媒系による抽出相の最大吸収は波長517mμにあり,また抽出相は少なくとも90分間は安定であった.本法の正確度は抽出時における硫酸濃度とチオシアン酸カリウムの濃度によって左右され,かつチオシアン酸カリウムの添加後12〜20分以内に抽出することが必要である.本法によれば約20〜250ppmの鉄を主成分であるチタンの存在において,誤差±8.9%で定量可能である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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