比濁法によるばいじん水溶成分中の硫酸イオンの定量 : ばいじん成分の衛生化学的研究(第2報)
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概要
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比濁法による微量硫酸イオンの定量法は,これまで多くの研究がなされているが,その利用として,降下ばいじん水溶分に適応した定量法を検討し,精度よく,操作が簡便であり,分析所要時間も1回の操作,約30分で行なえる条件を求めることができた.すなわちグリセリン系安定剤を用い,塩酸酸性下に粉末塩化バリウムを加え20分後に吸光度測定をする方法で,硫酸イオンの10〜100μg/m<I>l</I>濃度範囲に対して±5%以内の誤差範囲で測定でき,日常分析法として川崎市の実測に適用した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文