鉄,マンガン,亜鉛系混合酸化物中のFe<SUP>2+</SUP>,Mn<SUP>3+</SUP>の定量 : Mn-Znフェライト中のFe<SUP>2+</SUP>,Mn<SUP>3+</SUP>の定量法(第3報)
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概要
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酸化鉄,酸化マンガンおよび酸化亜鉛の3元系混合物中のFe<SUP>2+</SUP>,Mn<SUP>3+</SUP>の定量に溶解試薬として熱ポリリン酸を使用し,Mn<SUP>3+</SUP>による吸光度測定を行なう2試験法によって分析を行なった.これらの方法によって得られた測定値を式で示せば,<BR>Mn<SUP>3+</SUP>含有熱ポリリン酸を使用する方法(A)=Mn<SUP>3+</SUP>~Fe<SUP>2+</SUP>…(1)<BR>過塩素酸と熱ポリリン酸を使用する方法(B)=Mn<SUP>3+</SUP>-(<I>z</I>-<I>B</I>)…(2)<BR>となる.ただし,(A),(B):測定値(Mn<SUP>3+</SUP>mg),<I>z</I>:Fe<SUP>2+</SUP>〓Mn<SUP>3+</SUP>の反応で消費される量(Mn<SUP>3+</SUP>mg),<I>B</I>:空試験値とする.<BR>この(<I>z</I>-<I>B</I>),(A),(B)およびMn<SUP>2+</SUP>/Fe<SUP>2+</SUP>の間の関係を標準試料を用いて検討し,試料0.2gに対してFe<SUP>2+</SUP>,Mn<SUP>3+</SUP>を±数mgの誤差範囲内で定量することができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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