亜鉛イオンの新検出法 : 定性分析法の研究(第2報)
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概要
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亜鉛の検出法の一つであるジエチルアニリンとフェリシアン化カリウムを用いる方法があるが,この方法は酸化剤によって大きな影響を受ける.著者はこの点の改良に留意して新検出法を案出した.すなわち,フェロシアン化亜鉛を生成せしめるのにフェリシアン化カリウムとチオ尿素を用い,沈殿を着色せしめるのにローダミンBを用いて所期の結果を得た.亜鉛溶液にチオ尿素の共存のもとで,フェリシアン化カリウムを添加すると,フェリシアン化亜鉛は生じないでフェロシアン化亜鉛が生成する.その際にローダミンBが存在するとこれを吸着して紫色に着色したフェロシアン化亜鉛が沈殿する.前記のごとくローダミンBを含む赤色溶液から紫色沈殿の生成するのは亜鉛イオンのみに対する特異的反応である.本法を斑点法によって亜鉛の検出を行なったところ,その検出限量は2γであった.
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