インドフェノール法による改良窒素測定法
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概要
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インドフェノール法による窒素測定法における誤差の原因を検討し改良法を考案した.その主要なるものは,第1に温度であり,低い温度の方が影響が大きいので室温でおこなうこととし,第2はアンチホルミンの添加混合法を,ピペット類の使用を排しあらかじめアンチホルミンを分取した試験管に試料,フェノール,緩衝液の混合液を注入混合する方法とし,第3はpHの影響を小さくするために炭酸塩緩衝液の使用量を多くした.第4にフェノールとアンチホルミンの量の最適組合せを見出した.この結果精度は変動係数で1.5%となり簡易測定法としてほぼ満足な精度と考えられる.また試料の分解は,10m<I>l</I>目盛付試験管を用い電気加熱砂浴によっておこった.<BR>この方法は多数の試料について迅速に窒素含量を測定するのに適するものである.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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