イオン交換クロマトグラフ法による市販トリポリリン酸ナトリウム中の各種リン酸塩の分離定量
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概要
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Cl形陰イオン交換樹脂を用い市販トリポリリン酸ナトリウム中の各種リン酸塩の分離を行なうについて,塩化カリウム濃度,pHおよび温度の変化が,種々の縮合リン酸塩の分布係数に及ぼす影響を検討した.オルト,ピロおよびトリポリの各リン酸ナトリウムの溶離には,pH5の0.25<I>M</I>塩化カリウム溶液を用い,トリメタリン酸ナトリウムの溶離にはpH6.8の0.55<I>M</I>塩化カリウム溶液を用いるのがよい.また温度と分布係数の関係について,トリポリリン酸ナトリウムの分布係数はpH5の0.25<I>M</I>塩化カリウム溶液の場合,10℃で28.0,20℃で40.7,30℃で55.0と大きい変動を示した.
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