ク形波ポーラログラフによるガラス中のアンチモンの定量 : ガラス成分のポーラログラフィー(第1報)
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概要
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ガラス中のアンチモンを化学分析によって正確に定量することは容易でないため,ク形波ポーラログラフによる分析法を検討し良好な結果を得た.試料をフッ化水素酸とシュウ酸で分解し,シュウ酸を揮発させたのち,そのまま2<I>N</I>塩酸支持電解液に溶解し,水銀池を対極として0〜-0.3Vのク形波ポーラログラムを記録し,あらかじめ作成した検量線よりアンチモン含有量を算出する.<BR>本法は化学的分離操作をまったく行なわず,分析所要時間は通常の化学分析が1日〜2日要するのに対して3時間程度であるから管理分析にも十分応用できると考えられ,また測定精度からいって通常のソーダ石灰ガラスはもとより,バリウムや鉛を含んだガラス中のアンチモンおよび特に微量の場合の定量などには最も適した方法と思われる.
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