亜硝酸イオン共存下の硝酸イオンの吸光光度定量
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概要
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試料25m<I>l</I>に30%酢酸ナトリウム溶液15.0m<I>l</I>を加え,そののちスルファニル酸0.07gと亜鉛末0.3gを添加し,約10分間振り混ぜ,ろ液10m<I>l</I>に35%塩酸1.50m<I>l</I>と0.1%<I>n</I>-ナフチルエチレンジアミン溶液1.0m<I>l</I>を加えて,約20分後,生成したアゾ色素の吸光度を550mμで測定する.亜硝酸イオンが共存する場合,この操作ではほとんど損失なく残存するから,硝酸イオンとの総和量が定量される.また最初にスルファニル酸を加え,沸騰水浴中で約10分間加温すればかなりの量の亜硝酸イオン(NO<SUB>2</SUB>-N5ppm)でも消失するから,その後酢酸ナトリウム溶液を加え,以後同様の定量操作を行なえば,硝酸イオン量を直接求めることができる.亜硝酸イオンが多く,硝酸イオンが少ないときは総和法では希釈に限度があるから後者の方法が便利である.定量誤差は硝酸窒素0.2ppmのとき±2.5%,感度は硝酸窒素0.1ppmに対して吸光度0.159である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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