スチルバゾによるインジウムの吸光光度定量
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概要
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インジウムはスチルバゾと反応して赤紫色の錯体を生成するので,これを用いて 0 〜5ppmのインジウムを定量した.<BR>0.5<I>N</I> 塩酸 3m<I>l</I>と8% ヘキサミン溶液で pHを 4.9 にし, 0.05% スチルバゾ溶液 4m<I>l</I>で発色させ,発色後30〜50分の間で, 520mμの吸光度を測定する. 検量線から求めた分子吸光係数は 1.6×10<SUP>4</SUP>である.錯体の組成比はインジウム:スチルバゾが 2:1と推定される.<BR>アルミニウム (III),銅 (II),鉄 (III),モリブデン (VI),チタン(IV),バナジウム(V),タングステン (VI),ジルコニウム (IV)などの金属イオンが,また陰イオンではシュウ酸,クエン酸,EDTA,アスコルビン酸,リン酸などが微量でも妨害する.
著者
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