アマンタジンの微量分析法
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概要
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アマンタジンを1-(モノクロルアセトアミド)-アダマンタンとし,電子捕獲型検出器を備えたガスクロマトグラフィーによるアマンタジンの微量定量法を検討した.その結果,1.5%SE-30のカラムを用い,カラム温度220℃の条件で,アマンタジンを10<SUP>-2</SUP>μgオーダーで定量できることを確認した.また別に光電光度法による定量をもあわせて検討した.アマンタジン自身はまったく紫外部吸収を示さないが,これを水酸化アルカリの存在下で<I>P</I>ニトロベンズアルデヒドと反応させて得られた1-(<I>P</I>-ニトロベンジリデンアミノ)-アダマンタンは,292mμ付近に吸収極大を示し,そのモル吸光係数は1.69×10<SUP>4</SUP>で,検出限界は1μg/m<I>l</I>である.ガスクロマトグラフィーならびに光電光度法による,生体試料中からのアマンタジンの定量条件および回収率の検討を行なった結果,これら二つの分析法はともに生体試料からの微量定量に適用できることを確認した.
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