ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる高密度ポリエチレンの分子量分布の測定
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概要
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高温GPC装置,充てん剤(ポリスチレンゲル)を試作し,市販高密度ポリエチレンの分子量分布を測定した.<BR>検量線作成法として,(1)分別物を用いる方法,(2)ホールポリーを用いる方法,(3)ユニバーサルな検量線を利用する方法の3種の方法について,これらの妥当性につき検討した.<BR>いずれの場合にも良好な一致を得た.<BR>特に(3)法については,測定の比較的簡単な[η]と,流出容量との関係を求め,この関係とユニバーサルな検量線を組み合わせて,検量線を作成する方法を試みた.<BR>この検量線を用い,各種市販の高密度ポリエチレンの分子量分布を測定したところ,従来のカラム分別法と,分子量分布も,平均分子量もかなり一致した結果を得た.<BR>また,これら市販のポリエチレン試料が分子量分布としては,対数正規分布型をとっていることが推定された.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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