サリチル酸エステル類のジメチルホルムアミド溶液中におけるけい光定量 : フェノール誘導体のけい光分析(第1報)
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概要
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サリチル酸誘導体の<I>N</I>,<I>N</I>-ジメチルホルムアミド(DMF)溶液とエタノール溶液にアルカリを添加たて,両溶媒間におけるけい光強度を比較検討したところ,エステル類について顕著な溶媒効果が認められた.溶媒にDMFを用いるとエステル類はエタノール溶液中におけるよりも約20倍強いけい光を示し,エステル濃度3×10<SUP>-8</SUP>〜5×10<SUP>-6</SUP><I>M</I>の範囲で濃度とけい光強度との間に直線関係が成立した.このけい光は安定であり,従来の定量法に比べ簡便で高感度の定量が可能となった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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海東 常敏
大正製薬株式会社総合研究所
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粕谷 浩次
大正製薬株式会社製剤研究部
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海東 常敏
Research Laboratory Taisho Pharmaceutical Co. Ltd.
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井上 俊広
大正製薬株式会社研究部
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