チタン中の鉄およびマンガンのけい光X線分析
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概要
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チタン中の微量鉄,マンガンをけい光X線分析で定量する方法について検討した.供試料にはボタンインゴットと鍛造材とを用意し, 4分析所の共同実験という形で測定を行ない,検量線の作成,日内日間誤差のは握,所内所間誤差の算出,定量下限の推定,試料履歴差の影響などについて調べた.<BR>この結果,鉄含有率0.005〜0.329%,マンガン含有率0.001〜0.075%に対してそれぞれ0.003%以下, 0.0007%以下の精度(標準偏差)で分析可能であることがわかった.これらは標準化学分析法の精度と比較してまさるとも劣らないもので,微量成分に対してもけい光X線分析がじゅうぶん実用されうることを実証した.<BR>マンガンスペクトル線に対するクロムの影響,定量下限,試料履歴の差などについても考察した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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北村 哲
東邦チタニウム株式会社
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松村 哲夫
株式会社神戸製鋼所中央研究所
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高久 通夫
古河電気工業株式会社中央研究所
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滝沢 宗治
日本鉱業株式会社中央研究所
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北村 哲
東邦チタニウム株式会社茅ケ崎工場
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高久 通夫
古河電気工業(株)中央研究所
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