プロピレン立体規則性重合用三成分系EtAlCl<SUB>2</SUB>-TiCl<SUB>3</SUB>- [(CH<SUB>3</SUB>) <SUB>2</SUB>N] <SUB>3</SUB>PO触媒の再検討
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概要
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EtAlCl<SUB>2</SUB>-TiCl<SUB>3</SUB>- [(CH<SUB>3</SUB>) <SUB>2</SUB>N] <SUB>3</SUB>PO触媒系はプロピレンの立体規則性重合に対しすぐれた効果を有することが知られているが, ヘキサメチルホスホリルトリアミド (HPT) の作用について, EtAlCl, との反応からEt<SUB>2</SUB>AlClが生成するとする意見と, Et<SUB>2</SUB>AlClは生成しないで (EtAlCl<SUB>2</SUB>), ・HPTが三塩化チタンの活性化剤であるとする意見があるので, HPTとEtAlCl<SUB>2</SUB>の反応について再検討を加え, ベンゼンを溶媒とする均一系でもEt<SUB>2</SUB>AlClが生成することを確認するとともに, また (EtAlCl<SUB>2</SUB>) <SUB>2</SUB>・HPTの生成も推察されることを明らかにした。しかしこの触媒系はHPT/EtAlCl<SUB>2</SUB>モル比が1近辺で最高の重合能を有し, このモル比は上記のEt<SUB>2</SUB> AICIあるいは (EtAlCl<SUB>2</SUB>) <SUB>2</SUB>・HPTを生成する最適モル比とは異なることから, モル比1付近における三塩化チタンの活性化剤について考察を行なった。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
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