陰茎手術における術後の工夫
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概要
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76歳,男性の外陰部に生じた乳房外パジェット癌に対して,センチネルリンパ節生検,腫瘍切除術,再建術を施行した。センチネルリンパ節生検は,左鼠径部から2個,右鼠径部から1個摘出したが,いずれも陰性であった。腫瘍切除範囲は,陰嚢全域と陰茎体根部側2分の1であった。腫瘍切除後の欠損は,分層網状植皮により再建した。術直後創部の安静と植皮片の固定性の維持のために,我々の考案した方法で創部の安静をはかった。その結果,術後経過は良好で,植皮片は全生着した。 術後11ヵ月は再発なく経過している。患部の瘢痕拘縮も少なく,機能障害もない。
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