頭部血管肉腫の1剖検例
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概要
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59歳の男性。右側頭部打撲後に出現した易出血性暗紅色隆起性腫瘤を主訴に受診した。病理組織学的に血管肉腫と診断し全身精査を行ったところ,両側肺野と左腎臓に転移を認めた。ドセタキセルのWeekly療法およびrIL−2局注療法を施行し,一時腫瘤の縮小を認めたが,治療開始2ヵ月後より頭部腫瘤が急速に増大した。電子線を計20Gy照射したが,その後両側血気胸を併発。転移巣の拡大と急速な全身状態の悪化により,初診から4ヵ月半後に死亡した。剖検にて,両側肺,肝臓,左腎臓,胆嚢,下行結腸,左副腎,脾臓,腸管膜,腹膜,胸膜,心外膜,大網に多発転移を認めた。受傷から死亡に至るまでの期間が約6ヵ月で,頭部外傷起点が明確な症例のなかでは,受傷から死亡までの期間が本邦報告例のなかで最も短かった。
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