左腋窩乳房外Paget病の1例
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概要
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82歳,男性。初診の1年3ヵ月前より左腋窩の皮疹に気付き,近医皮膚科を受診した。真菌症として外用治療を受けるが改善なく,当科へ紹介され受診した。左腋窩に5cm大の紅斑局面,一部びらんを認めた。皮膚生検で乳房外Paget病と診断した。腫瘍辺縁から1cm離し,脂肪織深層で切除,メッシュ植皮術を施行した。腋窩リンパ節は触知しなかった。術後1年2ヵ月で左腋窩リンパ節の腫脹が出現し,リンパ節生検で腋窩リンパ節転移と診断した。後日,左腋窩リンパ節郭清術を施行した。全身検索では他臓器に転移を認めなかった。術後補助療法として放射線計50Gyとweekly taxotere 40mg/回,4クール投与を行った。リンパ節郭清術後10ヵ月で腫瘍の再発,転移を認めていない。また術後補助療法による重篤な副作用を認めていない。
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