水産物の腐敗に關する研究 : (第1報)サメ肉に於けるアンモニア生成の機構並にその特異性に就いて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In the present work, we have been led to a conclusion that a large amount of ammonia found in the shark muscle which has lost off its freshness, must, at least at the first stage of the storage, be originated from urea contained in the muscle, and that breaking down of the urea into ammonia may be due mainly to the action of urease secreted from micro. organisms such as urobacteria. We could not find any appreciable amount of native urease in the shark muscles. The speed of the development of ammonia became dull at the point of 400-500mg % of its nitroge? and after a while the second rising of ammonia amount was observed with true putrefactiv? odour. The urea increased its amount in the shark muscles that were preserved from micro-organisms or stored at a low temperature. It may be considered, therefore, that in a shark urea is composed even in the muscle as well as in the liver.
- 公益社団法人 日本水産学会の論文
著者
関連論文
- 魚肉ソーセージに関する研究-V : 魚肉ソーセージの色におよぼすL-アスコルビン酸およびエリソルビン酸の影響
- 魚肉ソーセージの香辛料について
- 水産動物肉に関する研究-XXIV : 遊離ベタインの定量法
- 電気殺菌法の研究-XII : 細菌胞子の加熱による靜菌作用の消長について(その1)
- 水産物の腐敗に関する研究-XX : 魚類による腐敗の相違についての考察(3)-自己消化の影響-
- グルテンの魚肉ソーセージへの利用-I : グルテンの魚肉ソーセージの“足”におよぼす影響
- 水産動物肉に関する研究-XXXV : 介肉成分の季節的変化.とくに味との関連について
- 水産動物肉に関する研究-XXXIV : 貝類のエキス窒素について(その2)
- 水産物の腐敗に関する研究-XVII : 魚種による腐敗の相違についての考察(2)加圧の影響
- 水産動物肉に関する研究-XIX : ニトロアニリン酸によるグリシンの定量
- 水産調味食品の研究-I : 佃煮製品の味について
- 水産動物肉に関する研究-XXXXI : 魚筋肉プロテアーゼについて(その2)魚筋肉プロテアーゼとかまぼこの“火戻り”との関係について
- 水産物の腐敗に関する研究-26 : 炭水化物の存在下における腐敗
- 水産物の腐敗に関する研究-VI : サメ肉に於けるアンモニア発生の特異性についての考察(その2)
- 水産動物肉に関する研究 : XI凍結及び塩藏による魚肉蛋白の変性並びにその関連性について
- 水産物の腐販に關する研究 : 3. 尿素及びUrease活力の定量
- 水産物の腐敗に關する研究 : (第1報)サメ肉に於けるアンモニア生成の機構並にその特異性に就いて
- 水産物の腐敗に関する研究 : 第4報 サメ肉に於けるアンモニア發生の特異性についての考察(その1)
- かまぼこすり身の冷蔵に関する研究-I : すり身の坐りにおよぼす砂糖の濃度の影響
- 水産廢棄物の利用に関する研究-II : 穀類・同副生物・おがくず添加による腐敗防止について(その2)
- 魚肉ソーセージの研究-III : 魚肉ソーセージ用ケーシングとしてのライフアン(塩酸ゴム)とクレハロン(ポリビニリデンクロライド)の物理化学的性質について
- 水産動物肉に関する研究(12)-イカ類のエキス窒素について-
- 魚肉蛋白について