35歳女性の肛囲に生じたspindle cell squamous cell carcinomaの1例
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概要
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35歳,女性。初診の約6年前から臀部に皮疹出現,2003年4月頃より潰瘍化したため7月30日豊橋市民病院肛門科を受診し皮膚科に紹介された。初診時肛囲の4時方向に18×12mmの周堤を伴う潰瘍を認め,皮膚生検を施行したが腫瘍性病変の所見は明らかではなかった。保存的療法を行うも上皮化が不良であったため,12月1日全摘生検を行った。病理組織では表皮と一部連続した異形性のある紡錘形細胞が真皮内に増殖し,腫瘍細胞は免疫染色によりケラチン一部陽性,EMA陽性,ビメンチン陽性,S-100陰性,HMB-45陰性,CD34陰性であり,spindle cell squamous cell carcinomaと診断した。2004年1月5日腫瘍拡大切除,術前に腫脹を認めた左鼠径リンパ節の郭清および右鼠径センチネルリンパ生検術を施行した。病理ではリンパ節転移は認めず,再発,転移も現在までのところ認めていない。
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