降雪粒子の大きさと落下速度の新観測法
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概要
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降雪による電波減衰の量的評価に関しては,降雪粒子の大きさ,空間分布,落下速度および降雪強度諸量の定量的把握がぜひ必要であり,とくにこれらの諸量が同時に直接観測からえられたデータであることがのぞまれている.<BR>本研究では,望遠レンズ(200mm)を装着したカメラ(Nikon FM)2台を用いてレンズシャッタースピードをそれぞれ1/30秒,1/1000秒に選び,ダブルレリーズで,自然落下中の降雪の大きさ,空間分布および落下速度を直接同時に2枚のフィルムに撮影記録し,このネガをスライドプロジェクタで1.5倍に拡大映写してそれぞれの量を計測する新しい観測方法を説明し,観測結果および測定誤差の検討について論述する.<BR>結果として,降雪粒子の空間分布は対数正規型を示し,粒子の等価半径γS(mm),平均密度ρS(g/cm<SUP>3</SUP>)と落下速度υS(m/s)の間にはつぎの関係のあることが判明した.
- 社団法人 日本雪氷学会の論文
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