舗装路面におけるアルベード
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概要
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舗装路面におげるアルベードは, 路面温度およびその変化と密接に関係し, それらの解析においては不可欠の要素である.筆者等は, 実際の舗装道路において, 舗装路面でのアルベード観測を行なった.舗装断面の最上層は, 約3cmの厚さの密粒式アスファルト・コンクリートである.また, 道路幅は, 車幅3.5m (片側) および路肩1.2m (片側) の舗装部分と, それに続く0.8m (片側) の芝部分, 排水溝から成っている.観測は2台の示差輻射計を, 道路の中央部に, 高さ約1.0mに設置し, 舗装路面での上下方向のfluxを観測し, さらに, 舗装路路の温度および路面状態 (乾燥, 湿潤, 凍結等) をあわせて観測した.観測結果は次のとおりである.即ち, 短波長のアルベードとして, 乾燥路面の場合は12.1%, 湿潤路面の場合はそれよりも若干小さく7.4%を得た.また, 湿潤路面で観測された長波長のアルベードは (1.5土1.0) %であった.
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